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経営塾を創設した想い |
私は20年もの間、同族会社の経営者として様々な経験を積んで参りました。 |
そこで学んだことや気づかされたことなど、まさに活きた経営のノウハウを次世代の経営者たちに伝え、更に企業価値を高める会社経営に活用していただきたいとの想いを持ち、この「経営塾」を創設いたしました。 |
ここで改めて、私の自己紹介をいたします。 |
【ラグビー時代】 |
私の青年時代は、現役ラグビー選手として常に「夢」を追い続けた11年間でした。 |
この間、目黒高校(現目黒学院)、明治大学、新日鐵釜石(現釜石シーウェーブス)とすべてのステージで幸いにも日本一を経験しました。 |
さらには、高校日本代表、学生日本代表、日本代表と、個人としての技量も認められ、ラグビー界のトップアスリートとして活躍することができました。 |
高校時代の「スパルタ教育」によるチーム作り、大学時代の「自主性を重んじた」チーム作り、そして、社会人時代の「明確な戦略」に裏付けられたチーム作りと、様々な方法論によるチーム作りを体験しました。 |
ラグビーをはじめたきっかけは、”高校入学の手段として”であり、最初はあまり高いモチベーションを持ってはいなかったと記憶しています。 |
しかし、月日が経つにつれて「動機に変化」が生じてきました。 |
自身にとってはあくまで”手段”であったラグビーですが、日々打ち込む中で少しずつ「夢」を描くようになり、やがてはそれが「目標」へと進化していきました。 |
常に高い目標を設定し、それを達成する。 そしてまたひとつ上の目標を定め、達成に向けて努力を続ける。 そうやって少しずつ自分を上のステージへと高めていくこの一連のプロセスは、その後の人生でも同じでした。 |
モチベーションを維持し、高い目標をクリアし続けていくために最も必要なことは、ずば抜けた才能や強靭な精神力ではありません。 |
『ただひたむきに自分と向き合い、目の前の”やるべきこと”に、寝ても覚めても全力で打ち込むこと』 |
『そして常にやり続けること』 |
一見地味で当たり前のことですが、私はラグビーを通じて、この非常に重要なことを学びました。 |
【引退後、ビジネスの世界へ】 |
引退後、新天地を求めチタカ・インターナショナル・フーズ株式会社に入社しました。 |
そして入社から8年目の1998年4月に代表取締役社長に就任し、2018年2月に退任するまでの間、同族会社の経営で起こり得る様々な課題に直面し、対処して参りました。 |
組織作り、人材育成、経営のルーティンなど様々な分野で、ラグビー選手時代に経験したことを企業経営に応用いたしました。 |
成果を挙げることができたこと、逆効果となり失敗したことと、結果は様々でしたが、企業経営のトライアンドエラーを繰り返し、実体験を積み重ねて参りました。 |
経営者としての20年間、多くのことを学ばせていただきましたが、「経営トップの価値観や正義感がその企業の将来を決める」ということを実体験を通じて学ぶことができたのは大きな財産です。 |
『地域社会と共生している同族会社の経営者(継承者)が、自らの役割をどのように認識し、行動するか?』 |
これは極めて重要なことで、経営者は肝に銘じておかねばなりません。 |
そしてそのためにも、その時代を託された当代の責任として、”自分のミッションを明確に知る”必要があります。 |
【「経営塾」の創設にあたり】 |
スポーツも企業経営も、志を共有する仲間との”チームワーク”で「夢」が成就する点では同じです。 |
私は、”チームワーク”という広義に解釈でき漠然としている言葉の本質を正しく、また温度差なく理解し実践することが、経営者として成功できるかどうかのカギであると思っています。 |
前述のような、もしかすると誰からも教えられることのない、経営者としての重要な心構えや考え方を、次世代の経営者たちに知っていただき、実践的なスキルと共に学ぶことができる場として創設したのが、この経営塾です。 |
ひとりでも多くの方に、この経営塾がお役に立てたら幸いです。 |
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